DVの被害者は女性で、加害者は男性…と普通は思ってしまいます。 そして加害者が悪い人で、被害者はかわいそうな人…。
もちろん、暴力はどんな理由であっても『悪』です。 暴力以外の解決法が、絶対にあるのですから。 身体的に勝る男性が、大声を出したり腕力を振るえば、女性は太刀打ち出来ません。
けれど、暴力は今いたるところに見ることが出来ます。 あるところで、女性の暴君に出会いました。
その人は「私の言うことを聞くか、さもないと辞めてもらう!」と、女性を脅していました。 これは、まぎれもなく脅しです。 また別の女性には、 「あなたは本当に嘘つきで信用出来ない。そんなことでは社会は認めないからね!」 と、事実に関係なく、その人の尊厳を傷つけているのです。
「俺の言うことを聞くか、さもないと…」 「お前は悪い人間だ。だから俺の言う通りにしていればいいんだ」 このセリフは、私が精神的なDVを受けていた時に何度も何度も聞いた言葉です。
あの女性のセリフと言っていることは同じなのです。
彼女が男性だったら…? 立派なバタラーになっていたことでしょう。 いえ、今現在彼女はバタラーです。 でも、そうは見えない。 女性だから。
DVの問題に取り組むとき、社会がバタラーを悪者にして彼等を排除し、 被害女性を保護することで、解決しようとすることに、いつも疑問を感じています。
あの女性は、悪い人間だからバタラーなのでしょうか。 いいえ。彼女は傷ついているのです。 自分が人に愛される価値があり、安全で安心していても大丈夫、と思えないから、 常に周囲を攻撃してしまう…。
その人がそうなっていることには、ちゃんと理由があるのです。 育って来た過程で、両親との間に基本的信頼を得ることが出来なかったのかもしれません。 そして、そういう人はたくさんたくさん居るのです。 すべての傷ついた人が、バタラーになるわけではありません。 けれども、今まで私が関わった中で、傷ついていないバタラーは居ませんでした。
彼等は女性を傷つけるのが楽しいわけではないのです。 自分も苦しんでいるのです。 その苦しみを、一番身近な相手に分ってもらいたいのです。
そして、その苦しみを無意識に理解してしまう女性が、彼等に惹かれてしまいます。
なぜその苦しみを理解出来るのか? それは、彼女らが同じ種類の心の傷を抱えて苦しんでいるからです。 前出の暴君の女性も、一歩間違えばバタードウーマンになっていた可能性があります。 同じ匂いがするのです。 どうにかして、この苦しんでいる人を救いたい!と、思ってしまうのです。
同じ種類の傷がくっついてしまった状態が、DVの温床になります。 あなたが、もしDVに苦しんでいるのなら…。
その地獄から抜け出すことが出来ます。
男性でも女性でもかまいません。 バタラーにもバタードウーマンにも癒しが必要なのです。 私に声をかけてください。 全力でサポートします。
テーマ:DV ドメスティック・バイオレンス - ジャンル:結婚・家庭生活
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